令和元年7月吉日
当施設会員各位

日本口腔インプラント学会においては、常々お世話になり誠にありがとうございました。
私、田川 清は2019年6月1日をもって口腔インプラント生涯研修センター会長職を退きました。
思い返せば、故福与碩夫先生らとメタルインプラントの臨床例を学会発表してから約50年経ちます。その後、口腔インプラントは形状記憶合金、セラミックを経て現在はチタンの時代となっております。
我々は、口腔インプラントを顎骨内において長期生存のためにいかに咬合力を分散させるかを追求してきました。今後も、口腔インプラントの長期安定のために努力は続けられるものと思います。
この度、第3代口腔インプラント生涯研修センターの会長職を加藤英治先生にお願いしました。会員の皆様の、今までに変わらぬサポートを心からお願い申し上げます

口腔インプラント生涯研修センター顧問  田川  清

 

Inheritance(継承)

伝統ある口腔インプラント生涯研修センターの末席に加えさせて頂いてから十数年が経ちました。 この度、はからずも大命を賜り、今後は微力ながらセンターのお役に立てるよう精進していく所存です。また、これに先立ち日本口腔インプラント学会本部より国民に広く広告可能な専門医を目指すため、臨床研修施設も、より充実したカリキュラムと、運営の透明性、コンプライアンス・倫理の徹底を求められ、施設の法人化を申しつかりました。このタイミングを好機と捉え、センターの社団化を行いました。つきましては、皆様のより一層のご協力とご参画をお願い申し上げます。
変わらない良いものを受け継ぐと共に、昨今、医学的には変えられないと考えらえてきた運命(癌遺伝子さえ)も、エピジェネティクス(後天性)に、変えられることがわかってきました。つまり、Inheritance(継承)とは、馴れ合いのコピペ文化ではなく努力で新しい道も開けることを意味します。
11/23~24ウインク愛知でのJSOI中部支部大会は田川 清先生が大会長です。今後、周辺の研修施設が栄えるかセンターが興隆するか、当該施設会員の真価が問われます。
時代も令和に改まり、伝統と継承を生かすも殺すも会員の皆様のお力添えに掛かっております。中部地区の基幹施設とし35期研究生の募集も開始いたします。こちらのご紹介も合わせ、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人 口腔インプラント生涯研修センター 加藤 英治 (かとう えいじ)